金堤碧骨堤(김제 벽골제)
- 電話番号 :
韓国で初めて作られた古い貯水池の重修碑と堤。その後、新羅元聖王6年(790)と高麗現宗および仁宗21年(1143)に改築、朝鮮太宗15年(1415)に築き直され、1420年(世宗2年)に豪雨で流失したとされています。 現在、遺跡には一直線に約3キロメートルの堤だけが残っていますが、1925年に「東津土地改良組合」がこの堤を農業用水の引き込み水路に改造して利用することにより、元の姿を失ってしまいました。堤の北には朝鮮時代に碧骨堤(ピョッコルチェ)を築き直し、これを記念するために立てられた碑石があるものの、摩耗して文字の識別が困難になっています。 1975年に貯水池の水量を調節する水門があった2ヶ所を発掘調査したところ、高度な測量技術による大規模な工事だったことが判明しました。碧骨堤は単に韓国初の貯水池であることにとどまらず、当時既にこのような貯水池の築造が可能なほど高度に発達した土木技術を有していたことを証明した点で、韓国の科学技術史においても画期的な事実を示す遺跡であるといえます。また、ここには昔の農耕文化を垣間見ることができる農耕文化博物館や農耕史テーマ館および体験館、韓国の東洋画家ナ・サンモクの作品を展示する碧川美術館など様々な観光地があるので、そちらも一緒に見て回るとよいでしょう。
- アドレス : チョンブク特別自治道キムジェ市プリャン面ピョッコルチェロ442
※ 紹介情報
- 収容人員 :
- 体験可能年齢 :
- お問い合わせ及びご案内
代表電話+82-63-540-4989、4838、碧骨堤観光案内所(観覧・解説お問い合わせ)+82-63-540-4098
- 開場日 :
- 駐車施設 : あり
- 休みの日 : 1月1日、月曜日
- 利用時期 :
- 利用時間
3月~10月9:00~18:00
11月~2月9:00~17:00
最終チケット販売は閉場1時間前
- Admission Fees : 大人3,000ウォン
김제 벽골제 (1)
◎ 周辺観光情報
⊙ 碧骨堤農耕文化博物館(벽골제 농경문화 박물관)
- ホームページ : http://tour.gimje.go.kr/
- 電話番号 :
「碧骨堤(ピョッコルチェ)農耕文化博物館」は、機械化・産業化される現代化の流れのなかで消えつつある伝統農耕具をはじめとした、暮らしの足跡を記録するために設立されました。ここでは碧骨堤を誕生させた農耕文化を一目で見ることができる他、韓半島最大の穀倉地帯である金堤地域の歴史と文化を見ることができます。
1つの企画展示室と3つの常設展示室で構成されており、農耕および民俗遺物約1,000点を保有しています。第1展示室は農耕の起源や歴史についての展示がされており、第2展示室では農耕の物的な土台から歳時風俗や日常生活、素朴な民間信仰などについて知ることができます。第3展示室では碧骨堤発掘の現状と碧骨堤の伝説などを模型を用いて構成することで古代に水を管理していた遺跡である碧骨堤についてより理解を深められるよう工夫されています。
⊙ 金堤地平線祭り(김제지평선축제)
- ホームページ : http://www.gimje.go.kr/festival/index.gimje
- 電話番号 : +82-63-540-3037
地平線をなかなか見られない韓国において、金堤(キムジェ)の地平線は唯一無二の絶景として知られます。野原が黄金色に染まる秋、空と地面が接する地平線をテーマに、金堤の特産品の米を広く知ってもらい、伝統的な農耕文化を継承するために開かれます。夜に行われる「たいまつパレード」が祭りのクライマックスとなります。特に碧骨堤(史跡)の真ん中にある巨大な双龍のオブジェの前で繰り広げられるパフォーマンスは、華やかで情熱的なお祭りの雰囲気が体感できます。祭り会場のあちこちでは、稲刈り、脱穀などの農作業体験や、イナゴ捕り、牛車に乗る体験など、懐かしい農村体験ができます。
碧骨堤
百済時代に築造された一種の貯池で、先人の知恵と昔の農耕文化の一端を垣間見ることができます。3㎞以上の堤防に5つの水門が設置されていて、必要に応じて田んぼに水が供給されました。
代表イベント・体験
碧骨堤双龍ノリ(遊び)
たいまつパレード
豊年祈願立石綱引き
⊙ 趙廷来アリラン文学館(조정래 아리랑문학관)
- ホームページ :
- 電話番号 :
2003年5月にオープンした「趙廷来(チョ・ジョンネ)アリラン文学館」は、趙廷来の小説『アリラン』を通して金堤の歴史を知ることができるところです。1階には作家が5年間執筆した『アリラン』の肉筆原稿がうずたかく積み上げられており、第2展示室には作家の取材手帳、ノート、生活用品などが展示されています。また、第3展示室には作家ではなく、趙廷来という一人の人間を窺い知ることができる空間が設けられています。なお、アリラン文学碑は碧骨堤に建てられています。

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